大会長挨拶

 

『近年、母乳育児の多様な利点が科学的に明らかにされるとともに、より自分らしい子育てをしたいという母親達の思いの高まりの中で、母乳育児が見直されてきています。加えて、医療専門家の間では、育児支援の基本としての母乳育児支援が注目されています。しかし、卒前卒後の医学教育の中で母乳育児について系統だった知識や技術を学ぶ機会がないために、実際の支援方法がわからずに困惑している医師も多いのが現状です。 (中略) 「医師のための母乳育児支援セミナー」では、国際認定ラクテーション・コンサルタント(IBCLC)および各分野の専門家が講師を務め、医師として知っておきたい母乳育児支援についての知識や技術に関する情報を提供します。医師が母乳育児についての適切な知識を得ることは、母乳育児推進の大きな力になるとともに、日本の女性と子どもの健康増進のためにもたいへん利するところが大きいと考えられます。母乳育児支援に関心のある医師・歯科医師・医学生の皆さんの多数のご参加をお待ちしております』


-第1回 医師のための母乳育児支援セミナー (2005年) より-

 

その後15年が経過し、保健医療機関あるいは日本社会における母乳育児支援の現状はどのように変化したのでしょうか。医師セミは、今年で15回目を迎えます。「スタンダードとしての母乳育児を科学的・効果的に支援するために」科学的根拠に基づいた母乳育児支援を、皆様と共に学んでいきたいと思います。医師・歯科医師・医学生の皆様の多数の御参加を心からお待ちしております。


2019年4月

第15回医師のための母乳育児支援セミナー・大会長
滝島 茂 (草加市立病院小児科/東京医科歯科大学小児科)